まねたり!

ぼんくらリフレ派のゆるい経済ブログ

最短で経済通っぽくなるコツ②:いいインフレはあるが、いいデフレは無い!

インフレとデフレのどちらがいいか

で、結局、インフレとデフレと、どっちが経済はいいんスか?

結論から言うと、インフレにはいいインフレと悪いインフレがあるけど、デフレは全てのデフレが悪いよ!

何で?デフレって物価が安くなるから、一般庶民にはありがたいような気がするんだが。

それは消費者サイドから見た場合だよね。生産者サイドからすると、安くしないとモノが売れない訳だから、商売あがったりだよね。商売あがったりだと、そこで働く人の給料が下がる。最悪人件費削減でリストラも起きる。それが無限ループのように続くのがデフレ。だからデフレはヤバいんだよ。

でも、インフレだと物価が上がるじゃん。物価が上がると生活に余裕無くなるから嫌じゃん。だからインフレよりデフレの方がおいらにはありがたく思われるんだが、違うんか?

それもまぁ消費者サイドの視点だよね。生産者サイドからすると、高い値段でモノが売れると言うことはその分会社が潤う。会社が潤えばその分、働く人の給料に還元されるから、働く人の収入が増えるよね。収入が増えれば、多少物価が高くても、まぁいいかと思って消費できるでしょ?そう言うこと☆彡

ほぅほぅ。売り手とか働く側からすると美味しいから、物価が上がるのはOKだと。働いたことの無いおいらには無かった視点だな。

消費者の生活感覚で考えると言うのは、一見分かりやすいんだけど視野が狭くて、要するにミクロの視点何だよね。このブログはマクロの視点から経済についてのうんちくを語っていこうと言うスタンス何だけど、マクロ経済的には、経済にとって一番大事なのは、失業者を無くすこと何だよね。デフレと言うのはどのデフレも失業者が増えるから駄目な訳。

猫みたいにニート生活を満喫するのもありだとおいらは思うんだが。

まぁ今は価値観が多様化してるんだけど(笑)、国家としてはなるべく全員に働いて欲しい訳だよ。じゃないと税金も余り入らないし。マクロ的にはニートは推奨できない訳。さっきも言ったようにデフレは会社の経営がその分悪くなる訳だから、人件費削減でリストラが起きやすい。もしくは雇い止め。まぁ今は法的に正社員はリストラされにくくなってるから、新規の雇用が難しくなって、失業者が起きやすくなってる訳だね。逆にインフレだと、基本的に失業率は下がって行く。とは言え、急激なインフレは生活を圧迫するから、それも良くないのは確か。だから緩やかなインフレ、マイルドインフレが一番いい状態、と言うのが経済の基本的な考え方何だ。

でもさー、クオリティがいいにも関わらず物価が安くなったってことは、その分文明が進歩したってこと何じゃない?悟り世代で物欲が余り無い人も増えてるようだし。それでデフレって言われるんなら、デフレでもいんじゃねっておいらは思うんだが。

そこら辺は色々な考え方とか説明の仕方があるんだけど、前回も言ったように、貨幣数量説では基本、お金とモノの量で経済の状態が決まると考える訳。デフレと言うのはモノよりもお金の方が量が少なくて、お金の希少価値が高くなっている状態のこと。じゃあお金とモノと、どっちに価値がある方が健全かと言うと、それは断然モノじゃない?だってお金は所詮紙切れな訳だから。ちなみにここで言うモノとは商品のことね。みんなが一生懸命働いて生み出した商品が、適切な値で売れなくなる。それどころか働く程苦しくなる。この無間地獄よ。これがデフレ。

でもお金があれば色んなモノが買えるじゃん。お金って大事じゃね?

確かにお金は大事何だけど、究極、砂漠のような辺境に自分がぽつんと一人いたとして、お金だけあってモノが無かったとしたらどう思う?嫌でしょ。お金だけあってモノが無かったら、お金の意味無いでしょ。つまり、経済の本質はモノにある訳。でもデフレだと、モノ自体よりお金自体に、皆が必要以上に価値を見出し過ぎちゃってる訳。それだと経済が上手く回らないから、マクロ経済的には、お金よりもモノがいいよねって皆が思う状態に何とか持っていきたい訳よ。

まぁ確かにおいらも、金だけあって猫缶無かったら、猫人生糞だと思うしな。逆に猫缶さえくれれば金何て要らんしな。

(笑)まぁそういうこと☆彡

■まとめ■
  1. デフレは全てのデフレが悪!インフレは急激なのは駄目だが、マイルドなインフレならOK!
  2. デフレになる程失業者が増える。インフレになる程失業者が減る。
  3. お金は所詮紙切れ。経済的にはお金自体よりもモノの価値の方が高い状態の方が健全!